Meetup for Corporate Engineering Team 記念すべき第一回を開催しました!

こんにちは!Corporate Engineering Team でソフトウェアエンジニアとして働いている@alc6895です。

6月7日にメルカリオフィスでMercari meetup for Corporate Engineering Team #1を開催しました。 Corporate Engineering Teamを立ち上げた@sotarokを始め、経験豊富なエンジニアの@fivestr@rskyの2人を合わせた計3人が登壇しました。豪華ですね!
本記事ではその様子をお届けしたいと思います。

前半戦:What is Corporate Engineering?

そもそも、 Corporate Engineering Teamって何する人達なの?と聞かれることが多々ありました。
社外向けに作るプロダクトチームに比べたらやはり社内向けにプロダクトを作っている分、知名度は低い気がします。
そこでまずmeetupでは初めに我々が何をする為のチームなのか、どういうプロダクトを作っているのか、そして社内でCorporate Engineeringに取り組む価値について@sotarokが熱く語りました。

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語ってます!

経営課題をエンジニアリングで解決する

プロダクトの開発が進み、事業が成長するに合わせて、組織も急激に変化するのは急成長する会社ではよくあることだと思います。メルカリも例外ではありません。そんな中、今までは上手くいっていた作業や、情報の管理、マネジメントの仕方では変化に追いつけず、途端に効率や精度が下がったりしてしまいます。
こういった課題をエンジニアリングで解決していきたいという思いのもと、 Corporate Engineering Teamが出来ました。

mercan.mercari.com

Teams & Reviews

まず取り掛かったのは、数多のスプレッドシートで管理されていた社員情報や組織体制のデータをちゃんと整理し、一つのシステムにまとめて可視化することです。
ということでTeamsが爆誕しました。
そしてそのTeamsで管理されている情報を元に、メルカリ社員を正当に評価出来るような人事評価システムのReviewsを開発・導入しました。

社内だからこそ出来ることがある

経営課題を解決しようとするとき、プロダクトを作ってただ使ってもらうだけでは解決しないような課題が多くあります。そういう場合、社内だからこそ業務プロセスそのものを見直して変えてみたり、組織の一員として作ったプロダクトを変化の激しい環境で実際に自分で使ってみたり出来るというのは大きな強みです。会社のカラーにきちんと合わせてプロダクトを作れるのは楽しいですね。

Meetupで発表された資料はこちらにあるので、 Corporate Engineering Teamについてもっと知りたい方は是非見てみてください!

後半戦スタート!

後半はLT発表が2つと懇親会がありました。

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軽食は素粒子さんに用意して頂きました

美味しい軽食を頂き、良い感じにお酒が入って皆で談笑している中、先陣を切って壇上に上がった@fivestr

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ぶっつけ本番!

彼が語ったのは、TeamsとReviewsの歩みというテーマ。
1人しかいないチームから始まり、4人、そして8人と増えていく中色々出来ることも増えましたが、やりたいこともどんどん増えました。
そんな大きな会社にある小さなスタートアップみたいなチームがどういう風に開発してきたか、そしてなぜそれが実現出来たのか。

MVPをしっかり定義する

リソースが限られている中、全ての機能を短期間で実装するのは難しいです。このチームでは開発を始める前にしっかり課題を理解し優先度を決めます。そしてそれを解決する為に一番必要なことは何かを考え、どういう機能が必要不可欠か、要はMVP(Minimum Viable Product )をきちんと定義します。そうすることでスタートアップのようにプロダクトを短いサイクルでリリースすることが可能になりました。

開発効率の向上

人手が足りない、時間も足りない。そんな状況で開発するときコードの綺麗さや効率は二の次で取り敢えず動くものを作るをついやってしまいがちです。そうならないように、REST API フレームワークを短期間で実装し、その後のスピードと生産性向上を実現しました。エンジニアリング面でも手を抜きません!

いよいよ終盤

トリを飾ったのは@rsky

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久しぶりの発表で緊張してました。ドキドキ

こちらのLTではチームメンバーにも初公開のTeams & Reviews KATAが発表されました。

チャレンジ出来る体制

チームとして大事にしているのが、不得意なことでも進んでチャレンジ出来る環境作りです。困った時は経験豊富なエンジニアたちがチーム内外問わずサポートしてくれるので、専門領域にこだわらず要件の担当が割り振れたり、設計に対しての議論にも誰でも参加できます。常に上を目指すエンジニアにとっては最高の環境ですね!

武道や伝統芸能には「型」というものがあります。よくお弟子さんがお手本にしているものですね。このチームでも良いコードを自然と書けるように「型」を作っている最中です。「型」を作ることで一貫したコードを書けるようになったり、こういう風に書けるのかという気付きにも繋がったります。教育的価値が凄いですね。勉強になります。

Corporate Engineering Teamだけでは絶対出来ない

登壇中に全員共通して口に出したのが、他のチームの協力無しでは実現出来ないということ。
経営課題を解決する為には業務プロセスそのものの理解を深めたり、見直したりしなければいけません。こういう課題を解決しようとしているチームとして社内の認知度を高め、会社全体を巻き込む力、そして巻き込まれる意欲があったからこそTeamsとReviewsが短期間で実現出来たと思います。

まとめ

発表後の懇親会では登壇者の話をもっと聞きたいと参加者が集まったり、他のチームメンバーと意見交換をしていたりと大変盛り上がって実りのあるイベントになりました。
今後もmeetupは開催する予定なので、興味がある人は是非ご参加ください!

一緒に経営課題を解決していきたい人絶賛募集中!

Corporate Engineering Team では、メルカリの成長に伴う経営・組織課題を解決するプロダクト開発に興味のあるソフトウェアエンジニアを募集しています!

Software Engineer, Corporate

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